07/17。高鍋町の民間農場保有の種牛6頭が口蹄疫防疫のため殺処分されました。

この民間種牛に関しては、同農場経営者が殺処分を前提としたワクチン接種や抗体検査を拒否していたために、山田農林水産大臣やマスコミが徹底して宮崎県知事や農場経営者を非難していました。
で、そもそもこの農場経営者がワクチン接種や抗体検査を拒否していたのは何故だったのでしょうか?
宮崎県知事が、この6頭の種牛の処分を回避できるよう山田農林水産大臣に熱心に要請していたのは何故だったのでしょうか?
そして最大の疑問は今の状況で種牛を例外を認めず殺処分することに果たして意味はあるのか?その必要性は?ということです。

にも書きましたが、和牛の育成には非常に手間と時間がかかっています。そして今回の種牛は農場や経営者の歴史そのものといっても過言ではありません。宮崎の畜産の大切な一部分ともいえます。



で、雲隠れに成功した赤松前農林水産大臣と違って山田農林水産大臣は殺処分に非常に熱心です。
変な書き方をしましたが、山田農林水産大臣は間違っていないです。正しいです。
でも、赤松が最初からキリキリ同じようにしていれば30万頭(牛豚累計)に達しそうな勢いの殺処分は必要なかったでしょう。

「処分に応じた他の経営者を考えると例外措置は認められない。」

確かに正しいですが宮崎県知事が主張していたように、農場所有の種牛を県の所有とし隔離措置をおこなって延命するという手段も、現在の状況を考えると必要だったのではないのか?とも思えます。
農場経営者や宮崎県知事を弁護しようとすると感情論になってしまうので黙りますが、より論理的で最大効果を期待できる例外措置を捻りだす努力を山田農林水産大臣はしていなかったのでは?なんて思ったり、思わなかったり。。。すっきりしないですね。

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